木登りさん

数年前、木から落ちました。
それまで木から落ちたこともなかったし、

そもそも木に登ったこともありませんでした。


お花見でほろ酔いになって、木に登ったものの、
どうやって降りたものやら…と考えているうちに、足元が滑ってそのまま
ストン!ドスン!


近くで遊んでいた小学生たちがすっ飛んできて心配してくれました。


それはさておき、私が落ちるのを見ていたジニさんが首をひねって
「落ちる時は時間が止まるやろ。その間になんかせんの?」と何回も聞くのです。


「落ちよる間に何を考えよったん?」
「ん~?落ちる!落ちる!落ちる!」


一般の人は、落ちるのが予想されても何とか回避しようともがくらしいです。

私は手が離れた瞬間に「どうせ落ちるんだー。」と何かすることをあきらめました。


人生はこれで大きく変わるそうです。